吉野の国栖(くず)という地域にある浄土宗のお寺です。
開山上人とされる彖空紅雪上人大和尚尊儀(たんくうこうせつしょうにんだいかしょうそんぎ)の位牌には1689年(元禄2年)に没したと明記されていることから、江戸時代初期に建立されたと考えられています。
本尊は阿弥陀如来立像で、向かって右に観音菩薩、左に勢至菩薩の弥陀三尊をお祀りしています。
また西国三十三所の各観音菩薩像が安置されており、毎月17日には観音講が行われています。
境内には青面金剛童子(通称 庚申さん)、北向延命子安地蔵尊(地蔵さん)、正一位熊戸大明神(稲荷さん)もいらっしゃいます。
●私たちの宗旨
名称 浄土宗
宗祖 法然上人(源空)[1133~1212]
開宗 承安5年(1175年)
本尊 阿弥陀仏(阿弥陀如来)
教え 阿弥陀仏の平等のお慈悲を信じ、「南無阿弥陀仏」とみ名を称えて、
人格を高め、社会のためにつくし、明るい安らかな毎日を送り、
お浄土に生まれることを願う信仰です。
お経 お釈迦さまがお説きになった『無量寿経』『観無量寿経』『阿弥陀経』
の三部経をよりどころとします。